こんにちは。サービス事務の安髙です♪

皆さんは、ゴールデンウィークどう過ごされましたか?今回のゴールデンウィークでは9連休の方が少ないようで近場やショッピングなどで過ごされた方も多かったようですね。

今回の不定期日記では、点検時に発見されたオイル漏れの原因のエンジンオイルパンガスケット交換についてご紹介させて頂きたいと思います。

 

オイルパンからのオイル漏れはE46のM54エンジンでは、最近よく見られる定番トラブルです。普段伝票に工賃を打ち込んでいるので大変な作業なのだろうとは想像していましたが、実際に見るのは初めてで、私が乗っているE46カブリオレと同じエンジンということもあり、私としても気になる作業でした(^◇^)

それでは作業を見ていきましょう。(^^)/

今回作業をするオイルパンを外すためには、エンジンと足廻りを支えているフロントメンバーとの間にオイルパンを外すための隙間を作る必要があります。その為まずはエンジンハンガーという工具を使ってエンジンを持ち上げていきます。

エンジンを持ち上げる…

大変そうぅ(@_@;)

ハンガーはフェンダーの縁で支えます。フェンダーの縁って丈夫なんですね。

オイルが滴になっています。滴の後ろ側が綺麗なのはオイルで運送用コーティングが落ちてしまっているらしいです。かなりの量が漏れていないと、こうはならないそうです。

エンジン下はオイルまみれで、滴になっていました。(@_@;)

ここでまずは、エンジンオイルを全て抜き準備します。

今回はエンジンマウントというエンジンを支えているマウントも同時に交換していきます。

別々に作業すると工賃が別途かかってしまうので、同時交換をお勧めしています(*^^)v

M54エンジンは4気筒モデル(N42、N46系)に比べて外す部品が多く、さらにこの車両は左ハンドルでオイルパン廻りに充分なスペースを確保できないため、外すのが大変です。

左が取り外したエンジンマウントなのですが、潰れてしまっているのがわかります(@_@;)

エンジンマウントは、エンジンを支えているだけではなく、エンジンの振動を吸収するという役割もあります。

劣化によりこの振動を吸収できなくなると、異音や他のパーツへの影響、運転中の不快感に繋がってしまいます。

なかなか見ることのできない、エンジンの内側です。

オイルポンプのストレーナー(オイルを吸い上げる掃除機の先の様なもの)が出っ張っているので、エンジンとフロントメンバーの隙間をかなり広く開けないとオイルパンが引っかかってしまい取り外すことができません。

オイルパンが外れました♪

写真中央の網が先程のストレーナーです。

その上にはエンジンの心臓であるクランクシャフトが見えます(^◇^)

オイルパンです。

BMWでは放熱性を上げる為、アルミ合金製なんだそうです。

この部品7、8万円するので下廻りを当てないように走行には気を付けます。私もE46なので…。ちなみにE30の頃からアルミ製だそうです。流石高級車BMW!

オイルパンガスケットは金属製の部品ですが、内側の黒い部分がゴムでできているので、年数が経つとゴムが硬くなりオイルが漏れてきてしまいます。

元通り組み上げたら、新しいエンジンオイルを入れてスチーム洗浄をします。

そして試運転をし、漏れがないか最終チェックを行っていきます。

問題がなければアンダーカバーを取り付けて終了です!

完成です(*^^)v

今回はオイル漏れ修理と併せてエンジンマウントとエンジンオイルの交換もしたのでリフレッシュできました♪

 

エンジンオイルパンガスケットの交換は工賃が高いのが難点ですが、オイル漏れを放っておくと他の部分にも悪影響を及ぼして余計に修理費がかかってしまうこともありますので、悪化する前に早めの修理をお勧め致します。

駐車場に痕がある、焦げ臭いにおいがするなど、気になることがございましたらお気軽にご相談下さい(^^)/

 

 

つたえファクトリーでは、他店でBMWをご購入された方へも、法定12ヵ月点検に加えBMW専用の点検項目を設けた「Tsutae’s Check Up」をご提供しております。この点検内容には、「即交換」「早期交換」「予防交換」と3段階に分けた診断書をお作りし、今後のメンテナンス計画についてご相談させて頂いております。

 

それではまた、次回の記事もお楽しみに(^◇^)