こんにちは。サービス事務の安髙です(^O^)

お盆も過ぎ、ツクツクホウシが鳴き始めて、夏の終わりを感じ始めましたね。皆さんはお盆期間どのように過ごされましたか?私は連休を利用して生まれ故郷の長野へ行ってきました。長野と言うと、軽井沢などの避暑地を連想される方が多いと思いますが、私の故郷の安曇野は盆地なのでとても暑いです(^_^;)それでも、山々に囲まれた故郷の道を愛車と共に駆けぬけられたのは、夏のいい思い出になりました。炎天下の行列に並んで食べたお蕎麦も本当においしかったです(^O^)ご来店の際には、皆さんの夏の思い出もたくさん聞かせてくださいね♪

それでは、今回の作業を見ていきましょう。今回は、エンジンの油圧の警告灯が点灯してしまうというE60の修理をご紹介したいと思います。

エンジンが掛かっている時は、常にエンジン内部の隅々にオイルが送られていて、各部の潤滑や冷却に使用されています。油圧の警告灯が点灯してしまう時は、オイルの圧力(油圧)が低下していて、オイルがエンジンの隅々まで送られず、最悪の場合エンジンが焼き付きを起こして壊れてしまうそうです\(◎o◎)/!

診断機を当てて故障メモリーを確認してみると、プレッシャーセンサーには異常がなく、油圧低下に関係する故障がメモリーされていました。プレッシャーセンサーを脱着して点検してみたところ、スラッジ(汚れや煤)によってオイルラインが詰まってしまっていることがわかりました。まずはセンサー類やVANOSソレノイドバルブを清掃し、オイルフラッシング後に試運転をしましたが、数十km走行したところで再度警告灯が点灯してしまいました(@_@;)お客様とご相談した結果、オイルパンを剥がしての確認及び清掃作業となりました。

オイルパンを外してみると、こんなに汚れていました(>_<)今回はエンジン内部の清掃がメインになるので、出来る限り綺麗にしていきます。ここまで汚れてしまうと、フラッシング剤等のケミカルでは歯が立ちません…。強力な洗浄剤とブラシを使い、頑張ってこすっていきます。本当に大変そうな作業です(*_*)

オイルポンプとストレーナーを外しました。エンジンの内部が見れるなんて、ワクワクしてしまうのは私だけでしょうか(´∀`*)ウフフ

このストレーナーの網目部分からオイルを吸い上げているのですが、汚れでかなり詰まってしまっていました(@_@;)

頑張って掃除してだいぶ綺麗になりました♪油圧の低下は、ここの詰まりが主な原因だったんですね(~_~;)

エンジンオイルを送っているポンプは、クランクシャフトとチェーンで繋がっています。エンジンが掛かっている時は、ポンプが動いてオイルを各部へ送る仕組みになっているのだそうです(*^^)v

オイルポンプも取り外して、出来る限り綺麗に掃除していきます。

スラッジを吸い上げてストレーナーがまた詰まってしまうことがないよう、オイルパンは徹底的に綺麗にします。石井さんの努力がうかがえますね(>_<)

元通り組み上げ、新しいオイルを入れて完成です!この後の試運転では、もちろん警告灯は点灯しませんでした(*^^)v以前エンジンオイルパンガスケットの交換作業をご紹介させて頂きましたが、今回は大変な清掃作業もあったので、本当に骨の折れる作業だったと思います(@_@;)

 

ちょい乗りはオイルが汚れやすいと言われるように、乗り方によっても汚れ方は変わってきますが、定期的なオイル交換(3ヶ月または5,000kmどちらか早い方)が大切だと再認識しました(*_*)私もオイル交換をした後はエンジンの調子が良くなったように感じましたが、エンジンオイルは車の血液のようなものですので、綺麗に保つことが車の寿命を延ばすことに繋がるのだと思います♪私のE46カブリオレも前回のオイル交換から5,000km程走行しているので、そろそろまた自分で交換したいと思います(^O^)

 

お客様より様々なご依頼を頂き、作業をご紹介させて頂くことで、勉強になることがたくさんあります。いつもありがとうございます(^^♪読み応えのある記事を作っていけるように頑張りますので、これからもどうぞ宜しくお願い致します!

それではまた、次回もお楽しみに(*^^)v