こんにちは♪サービス事務の安髙です。

暑い日が続いていますが、体調を崩されたりはしていないでしょうか?「危険な暑さ」「災害レベル」と言われる程ですので、皆さんも熱中症に気を付けてくださいね(>_<)そして、毎年長期休業となりご不便をおかけしていたお盆期間ですが、今年は通常営業となります!作業内容が一部限られてしまう場合がございますが、オイル交換などのクイック作業や整備受付は可能です。お盆休みは是非つたえファクトリーに涼みにいらしてくださいね(^^♪

 

さて、今回の不定期日記では、先日予告させて頂いた私の愛車E46カブリオレのリアブレーキパッド交換についてご紹介させて頂きたいと思います!以前からバック時に「プォーン」と音がするのが気になっていたのですが、徐々に音が大きくなり、近所迷惑なのではないかという程の大きな音が鳴るようになってしまいました(~_~;)また、発進時に微かに「キー…」という音も鳴るようになり、工場スタッフにお願いしてパッド残量を確認してもらったところ、リアのブレーキパッドが交換時期を迎えているようでした。ブレーキダストによるホイールの汚れも気になっていたので、低ダストパッドに交換してみることにしました(*^^)v

定休日の工場を借りて、大内工場長の指導の下、作業開始です♪まずはリフトアップしてタイヤを外します。インパクトレンチでホイールボルトを緩めてタイヤを外すのですが、重くて一苦労でした(*_*)

タイヤが外れたら、ブレーキキャリパーを外していきます。キャリパースプリングに工具を引っ掛けて、テコの原理で取り外します。

続いて、裏側にあるキャップを外し、スライドピンを外します。固着していたようで、なかなか緩まず苦戦しました(~_~;)

ブレーキローターが摩耗して段差が出来ていたため、そのままでは引っ掛かって外すことが出来ませんでした(@_@;)工具を使ってキャリパーを少し押し戻し、隙間を作ります。ローターもそろそろ交換が必要なようです(*_*)

キャリパーが外れました(^◇^)

ブレーキパッドを外してみると、内側と外側でこんなに減り方に違いがありました\(◎o◎)/!スライドピンが固着し、きちんと戻らず引きずりを起こしていたことによって、偏摩耗やブレーキ鳴きが発生していたようです。

ブレーキ廻りはダストまみれなので、ブラシで綺麗にしていきます。粉がたくさん舞うので、吸い込まないように要注意です(~_~;)

今回はAteのセラミックパッドに交換します♪Ateは純正ブレーキにも採用されているメーカーなので安心感が高いです(^O^)

外したパッドと新品のパッドを並べてみると、減り具合がよくわかります。こんなに擦り減った状態で走っていたと思うと怖いですね(@_@;)

新品のパッドは角が立っているので、ブレーキローターとの当たりを良くするため、サンドペーパーで削って面取りをします。角を落とすように削ったら、表面も少しならします。この面取り作業によってブレーキ鳴きも予防することができます(^^)/

ブレーキパッドのガイド部分と、スプリングの当たる部分に焼き付き防止のスレッドコンパウンドを塗ります。スレッドコンパウンドの色がBMW純正色マラケシュ・ブラウンのような綺麗な色で「この色に全塗装したいです(´∀`*)ウフフ」と妄想を膨らませながら塗っていきました♪

そして汚れていたスライドピンを磨き、グリスアップします。

スライドピンの固着を予防する為、グリスは多めに塗りました(*^^)v

パッドが減った分だけピストンが出てきているので、専用の工具を使ってピストンを押し戻し、新しいパッドを取り付けます。この時、ピストンが出てきていた分、かさが減っていたブレーキフルードが溢れてきてしまうので、タンクからブレーキフルードを少し抜いておきます。キャリパーをはめ込み、スプリングも元に戻し、裏側のボルトを規定トルクで締め、キャップをはめたら取り付け完了です♪

タイヤ取り付け時には、ホイールとローターの固着防止のため、ホイールハブ廻りを清掃し、スレッドコンパウンドを塗ります。車検整備時にも必ず行っている作業です(*^^)vタイヤを取り付け、締め付けを確認したら、ブレーキを数回踏み、通常の踏み位置まで戻ったことを確認します。そして、ブレーキフルードの量を調整した後、試運転をしました。低ダストパッドは通常のパッドに比べて効きが落ちると言いますが、今回はリアパッドのみの交換だったため、あまり効きが落ちたという感覚はありませんでした(^◇^)※フロントパッドを交換した場合は、効きがあまくなる場合がありますので、ご注意ください。

そして、気になる“低ダスト”の効果は…!?パッド交換後、約1ヶ月の間に新潟遠征をしたりと1,500km程走行しましたが、ご覧の通りホイールは綺麗なままです(^O^)/

想像以上に効果があり、「プォーン」「キー…」という恥ずかしい音も一切しなくなったので、暑い中での作業も報われました♪大内工場長、本当にありがとうございましたm(__)m

 

ブレーキパッド交換はクイック作業でよくご依頼頂く作業ですが、実際に自分で作業をしてみて、工程の多さと重要さを実感しました。当社では、車検整備時や納車整備時に、必ず擦り合わせを行っています。ブレーキシステムは車の最も重要な部分ですので、異音がしたり、警告灯が点灯した際は、お早目にご相談下さい。

 

それでは、また次回お会いしましょう(●^o^●)