こんにちは。サービス事務の安髙です(^^)/

愛車の整備をHPのインフォメーションで紹介させて頂いてから、「ツナギ似合ってたよ~!」など、声をかけて頂けることが多くなりました♪ありがとうございますm(__)m

先日、日本ミシュランの方々にお越し頂き、ミシュランタイヤの講習会を開いて頂きました。「ミシュラン」=「高性能タイヤ」というイメージがあり、私には手の届かないものだと思っていましたが、今回の講習で、“すべての性能を、妥協しない。”という商品コンセプトに、「ミシュラン」の意識が高い事を改めて感じ、環境に見合った、そして取り付ける車両にも見合った商品価格なのだと実感しました。

今回、「PRIMACY 4」の雨天時のウェットグリップ性能の高さについてのお話を伺ったとき、昨年のお盆休みに高速道路でゲリラ豪雨に遭ったときのことを思い出しました。前が見えない程の豪雨の中、タイヤが水面に乗ってしまってハンドル操作が効かなくなり、とても怖い思いをした経験が私にはあります(@_@;)この「ハイドロプレーニング現象」は、タイヤの溝の摩耗により排水性が悪くなり、タイヤと路面の間の水を排水しきれなくなることによって起きます。(この事は流石に教習所で習いますよね。)「PRYMACY 4」は濡れた路面にも強い排水性能を強化したタイヤなので、雨天時の運転もこれで安心ですね♪ミシュランタイヤ全品20%OFFのキャンペーンも開催することも決まっていますので、これで、私にも手が届くかもしれません。

皆さんも、この機会に是非ミシュランタイヤへの交換を考えてみてください(●^o^●)

さて、本題である今回の不定期日記では、E92 335iクーペのターボチャージャー修理についてご紹介します。エンジンチェックランプが点灯し、アクセルを踏み込んでも加速しないという症状で入庫されました。

この車両に搭載されているN54エンジンは、直噴直列6気筒DOHCツインターボで、1-2-3シリンダーと4-5-6シリンダーにそれぞれ小型のターボチャージャーが装着されています。診断機を当ててディフェクトメモリーチェックを行ったところ、ターボチャージャーの過給圧不足という故障メモリーが載っています。機械的な部分を点検した結果、過給圧不足の原因が前側(1-2-3用)ターボチャージャー不良であることがわかりました。この診断作業、実はかなり手間がかかる作業で、結構な時間を要するのだそうです(*_*)

その後ターボチャージャーの脱着、オーバーホール作業となるのですが、ターボチャージャーのオーバーホールは専門業者様へ部品をお預けしての修理となるそうです。

ターボチャージャーの脱着は、エンジンを吊り上げ、足廻りも落として作業していきます。エンジンルームの右側に2つのターボが装着されているのですが、上から覗いても下から覗いてもほとんど見えません(@_@;)とても大変な作業ですが、下側から順番に外していきます。

電動ファン、インタークーラー、ウォーターポンプやサーモスタット等、どんどん外していきます。ターボチャージャーに繋がる触媒やマフラーも当然外しています。それぞれの部品の交換工程を考えると、本当に大変な作業なのだと実感します。暑いうえに狭い作業…倒れそうです(*_*)

やっとターボチャージャーが見えてきました。もう少しで外せそうです(^O^)作業中、取り外した潤滑用のオイルラインと冷却用の水のラインからオイルと水がポタポタ落ちてきます(~_~;)作業スペースも狭く、腕も上げっぱなしなので、本当に疲れる作業なのだそうです…。私はコントロールアームブッシュ交換だけで筋肉痛になりそうだったので、メカニックの逞しさには感服です\(◎o◎)/!

ターボチャージャーが外れました!このスペースにエキマニと一体のターボチャージャーが収まっているので、外すのは一苦労です(>_<)

修理から戻ってきたターボです♪

ここで簡単にターボチャージャーの仕組みをお話したいと思います(^O^)

排気側(上)、吸気側(下)共に扇風機のような羽根がついていますね(^^♪この羽根が一本のシャフトで繋がっていて、同時にくるくる回るようになっています。エンジンの排気ガスによって排気側の羽根が回り、吸気側の羽根が同時に回ります。この吸気側の羽根で空気を吸い込みエンジン側へ押し込みます。これにより吸入空気をより多くエンジンに送り込むことが出来ます。通常のNA(自然吸気)エンジンは、エンジンが吸い込む力のみで空気を吸い込みますが、ターボ付エンジンでは、吸気側の羽根が空気を押し込みエンジンに送り込むので、排気量以上の空気を入れることが出来るのだそうです\(◎o◎)/!このN54エンジンの3リッターターボは4リッターNAと同じ位のスペックを持っているとの事です(*^^)vまた、大排気量のNAに比べ、エンジンを軽くすることが出来るので、走る、止まる、曲がる、どれにおいてもメリットがあります♪近年は、このようにエンジンを小排気量化したうえで小型のターボチャージャーを取り付ける事によりトルクや馬力を補うダウンサイジングターボを採用する車種が増えているそうです。ちなみに、市販車で初めてターボチャージャーを搭載したのはBMWの2002ターボなんだそうです\(◎o◎)/!さすが「走りのBMW」ですね!!

そして、取り外した時と逆の手順でターボチャージャーを組み付け、試運転をして問題がなければ作業終了です。言葉で表すと簡単ですが、時間的にも外すときの2倍の時間がかかっています。本当にクラクラしちゃいそうです。(^◇^。)

ターボエンジンについてはよく知らなかったので、今回は、とても勉強になりました♪不定期日記を通して、私も車の構造についてもっと学んでいけたらと思います(^^)/

7月では考えられない様な暑さですが、皆さんもお体には十分気を付けてください。