こんにちは。サービス事務の安髙です(^^)v
皆さん、GWはどのように過ごされましたか?3年ぶりの行動制限のないGWということもあり、お出掛けされていた方が多かったようで、各地で渋滞が見られましたね(;^ω^)
長距離の走行や渋滞で愛車も疲れていると思うので、この機会にオイル交換など如何でしょうか? 5月は21日(土)・22日(日)の2日間でワコーズのオイルキャンペーンを開催します。愛車へのご褒美に、是非ご利用ください(^O^)♪

それでは本題です(`・ω・´)
今回はE30 320iのパワステオイル漏れ修理をご紹介します。
前回点検した際にステアリングギアボックス本体からのオイル漏れが見つかり、再度、修理のご依頼でご入庫して頂きました。
最近の車両のギアボックスはアッセンブリー交換になってしまうことが多いのですが、旧車のE30はギアボックス内部のリペアパーツがあり、ギアボックスの状態と条件によっては修理することが可能です(^^)
久しぶりの作業で石井さんも嬉しそう( *´艸`)
では早速作業を見ていきましょう!

まずはパワステの油圧パイプを外してオイルを抜きます。そしてギアボックスからステアリングシャフトを抜き、タイロッドを切り離したら、ギアボックスが丸ごと外れます。

続いて取り外したギアボックスをばらばらに分解し、各部品のチェックをしていきます。
この時点でケースの内部、シャフト等に摩耗・損傷・腐食等がある場合は、オーバーホールは断念です(; ・`д・´)
今回の車両は問題なかったため、作業を続行します(^^)/

E30は、ラック&ピニオン方式のギアボックスで、ステアリングシャフト先端のピニオンギアとラックギアが噛み合っています。
こうして内部の構造を見ると、ハンドルを回してタイヤが動く仕組みがよく分かりますね(*^^*)

そしてこちらが今回交換していくギアボックスのオーバーホールキットです(^^)v
オイルシールやOリング等を交換していきます。

こちらのオイルシールは奥まっていてなかなか交換が大変ですが、ベテランメカニック石井さんの手にかかればあっという間です(^^)/

問題はこちら、今回の作業で最大の難関です(; ・`д・´)
果てしなく奥の方にオイルシールが圧入されているではありませんか、、、
石井さんも初めて作業した時はかなり頭を悩ませたそうです(@_@;)

そして編み出したのがこの方法です(*^^)v
油圧プレスのハンドルをクルクル回して圧入していきます。ちょっと楽しそう(^^♪

全てのシールを取付け、シャフトも組み上げれば、ギアボックスの完成です\(^o^)/!

あとは車両に取り付け、オイルを入れて最終チェックに進みます。

試運転も行い、動作確認と漏れチェックをして問題ないことを確認したら作業終了です(^^)v
ギアボックス本体が生産終了で中古品も見つからず、どうなることかと思いましたが、リペアキットの供給があって本当に良かったです(*^^*)!

余談ですが、私も先日仕事終わりに愛車のE46カブリオレのオイル交換をしました。
たかがオイル交換と言えど、私自身で作業をするのは約1年ぶり。工場長やニューフェイスの古屋君に助けてもらいながらの作業となりました(;^ω^) 三級整備士なのにお恥ずかしい、、、
以前ブレーキパッド交換や水廻りの修理などにもチャレンジしたことがありましたが、実際に作業をしてみると、作業工程や使用する工具に頭を悩ませたり、力の要る作業があったりと、整備の大変さを体感することができ、改めてメカニックの偉大さを感じます。
私もサービス事務としてメカニックのサポートをしながら、皆さんのお役に立てたらいいなと思います(^^♪ 整備相談を任せていただける事務員を目指して頑張りますので、よろしくお願いします(*^_^*)

それではまた次回、お会いしましょう(^O^)