皆さんこんにちは。

最大10連休と言われたGWも最後の週末となりましたが、皆さんは如何お過ごしでしょうか?

以前ブログで「シルエットクイズ?」と称して名車の紹介をさせて頂いたことを覚えていますか?

まだお色直しがまだ完了していないので店頭にお出しすることが出来ませんが、シルエットクイズの回答を兼ねて名車の正体をご紹介させて頂きますね(>ω<b

つたえファクトリーにお越しいただいているお客様は、既にその姿をご覧頂いているかと思います。

ロゴも出していたのでE30 M3であるということはBMWファンの皆さんはお分かりいただけたと思いますが、このM3がただのM3ではないことを見抜かれた方はそういないと思います。

そもそあのシルエットとロゴだけで判断できるものではないので、見抜けてなくても大丈夫ですよ~!!

それでは、このE30 M3が何者なのか?をご紹介させて頂きますね(>ω<b

この「E30 M3」は、知る人ぞ知るE30 M3 Sports Evolutionなんです!!

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E30 M3の最大の特徴は、BMWがこのM3をホモロゲーション獲得のために販売するに至った当時の背景にあると言えるでしょう。1983年にホモロゲーションを獲得しグループAレースに登場したメルセデス・ベンツ190E 2.3-16に対抗し、欧州各地で開催されるツーリングカーレースに勝ち抜くため開発されたM3は、1980年代後期から1990年代初頭にかけて、ドイツツーリングカー選手権(DTM)においてメーカーの威信をかけた両者一歩も譲らない激闘を繰り広げたという歴史を持ちます。

初期のE30 M3は、ライバルであるメルセデス・ベンツに勝つためM1やM635CSiなどに搭載されたM88型DOHC3.5L直列6気筒エンジンから2気筒を切り取ってダウンサイズ化された2.3L直列4気筒エンジンを搭載、これにZF製ノーマルパターンもしくはゲトラグ製レーシングパターンの5速MTが組み合わせられ、ボディ剛性や空力性能向上のため、Cピラー角度の見直しやトランクのハイデッキ化、大型リアウィング装着、ブリスターフェンダーによるワイドトレッド化などの大幅な改良がボディ全域に施され、ホイールベアリングとフロントブレーキキャリパーは上級の5シリーズ(E28型)と共用されるなど、ベースとされたE30の2ドアセダンの面影を見ることが出来ないほどに手が加えられ、ツーリングカーレースに勝ち抜くために新たに再構築された車輌とも言えます。

そして、1989-1990年に限定生産されたE30 M3 Sports Evolutionは、ドイツツーリングカー選手権(DTM)のレギュレーションが2.3Lから2.5Lに変更されたことに合わせて生産されたホモロゲーション対応モデルとなり、1990年シーズンからレースに投入されることとなります。

E30 M3 Sports Evolutionはエンジン排気が2.3Lから2.5Lに拡張され、見た目上の大きな違いとして専用となるフロント/リアスポイラーが付属され、601台(うち1台はカブリオレ)が限定販売されました。

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E30 M3とE30 M3 Sports Evolutionのエンジンスペックを比較するとこんな感じで、排気量アップに伴い馬力/トルク共に向上されています。

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  • E30 M3 : 2.3L 直列4気筒DOHCエンジン(195PS/23.4kg・m)
  • E30 M3 Sports Evolution : 2.5L 直列4気筒DOHCエンジン(238PS/24.5kg・m)

E30 M3には触媒無し仕様や、チェコット仕様と言われる改良版もいくつか存在しますが、E30 M3 Sports EvolutionはE30 M3の中でも集大成となるモデルなんですね。

E30 M3 Sports EvolutionはE30 M3の集大成という事もあって、それまでのE30 M3との違いが色々あります。

この違いについては、また今度ということで・・・(>ω<b

それでは皆さん、次回のブログでお会いしましょう!!