【サナエノミクス相場の裏で・・・】

 

皆さんこんにちは!  メカニックの石井です!!

 

秋の空気が澄んできて、朝のピットも少し冷え込むようになってきた今日この頃、それとは対照的に、金融市場は熱を帯び続けている・・・

 

高市早苗総理による“サナエノミクス”が掲げる 金融緩和・積極財政・危機管理成長投資拡大の方針は、これまで静観していたマネーが動き出し、株式市場に大きな期待と共に資金を呼び込んだ

 

日経平均は5万円の大台を超え、ニュースでも連日“日本株が主役に返り咲いた”と報じられ、市場全体に明るいムードが広がっている

 

ただ、現場に身を置く私たちから見れば、手放しで喜べる状況ばかりではないかもしれない・・・

 

円安、物価高、物流コスト上昇の三重苦で部品の価格高騰は避けられない状況になっており、「昔の価格じゃもう仕入れられないなぁ・・・」と感じるのは業界全体の実感だろう

 

さらには世界的な地政学リスクとインフレの波で、金・銀・プラチナなどの貴金属相場が50~60%上昇しており、金属素材を多く扱う自動車業界にとっては“静かなインフレ”が進行している状態である

 

サナエノミクスが掲げる成長投資の裏側では、原材料費の上昇・資金調達リスク・海外サプライチェーンの分断など、いくつもの課題が同時進行しているのが実情だ

 

整備の現場では単なる価格転嫁ではなく、「品質×コスト最適化」のバランスがこれまで以上に問われる時代になってきた

 

直して、走らせて、楽しむという車文化そのものを支える立場として、我々が作る一台一台の仕上がりが日本のモノづくりの底力を証明することに繋がると私は信じている・・・

 

サナエノミクスが実体経済へどう浸透していくかは、まだ時間がかかるであろう

 

しかし、政策でも相場でもない「現場の景気」を動かすのは結局“人の手と情熱”だ

 

相場がどう動こうと、目の前のエンジンを完璧に仕上げる  それがどんな時代でも変わらない僕らの答えだと思う・・・

 

完(・ω・)ノ

 

 

どうですか? 石井シリアスバージョン・・・ らしくないっすね!(〃▽〃)ポッ

 

という事で本題に移りましょう!

今回紹介する旧車はこちら(^_-)-☆

 

E38 7シリーズです!!!

 

E38乗られてる方だいぶ減ってきちゃいましたよね、街中で見かけるのなんてマジで激レア、うちのお客さんでも数名程度って感じですかね。

 

さすがに年式が年式なだけあって色々とメンテは必要になってきますが大事に乗っていってもらいたいです!

 

今回の作業はこの車両では定番中の定番“シートワイヤー修理”です!!

 

まず、どんな症状になってしまうかと言いますと、背もたれや座面の調整モーターに刺さっているワイヤーが経年劣化により抜けてしまい片側だけ動かない(>_<) って状態になってしまいます。

 

この作業ちょー久しぶりにやりました、 数年ぶり? 今や激レア作業になりますので、ちょっとご紹介させて頂きますね(^^♪

 

まずはシートを取り外しちゃいましょう(・∀・)

 

そしてシートをひっくり返して作業していきます

 

こやつがモーターでございます(゚Д゚)ノ

 

ワイヤーを抜いてみると・・・  んっ!?  なんか芯が短くね???  絶対これモーターまで届いてないやろ!!  ってことで

 

修正後ですΣ(・ω・ノ)ノ!

 

ホントはちゃんと芯が出ていてモーターに刺さるようになってるんですよ(・∀・)

 

ということでドリルにワイヤーの芯を咥えてクルクルすると・・・

 

ギアが動き、左右位置を調整することができます。これ重要!!

 

必ずやっとかないと後からは調整できませんからね(゚Д゚)ノ

 

そして修理を終えたシートを車両へ取り付けます!

 

お次はバックレストを取り付け・・・

傾きをチェック!

 

無事完成ですヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

 

 

おしまい(^_^)v

 

 

 

ちなみに最初の写真は高市早苗さんが22年間も乗っていたという70スープラの写真、フルレストア後奈良市の自動車博物館「まほろばミュージアム」に展示されてるそうですよヾ(*´∀`*)ノ

 

高市早苗総理は若かりし頃とても多趣味だったようで 【ヘビメタ】【ドラム】【ロックバンド】さらには【バイク】に【車】(/・ω・)/

 

なんか高市総理めっちゃカッコイイじゃないですか(((っ・ω・)っ♡

 

わたくしも、高市早苗様を応援させて頂きます   ビシッ(*`・ω・)ゞ敬礼

 

それではまた次回の記事をお楽しみに!!!

 

サービス部 石井 直人