皆さんこんにちは。
今回はE30の冷却水漏れの修理についてご紹介します。
冷却水漏れの定番箇所といえばエンジンルームにあるラジエターやホース類、ウォーターポンプ等がありますが・・・
今回は写真を見てもらうとわかるように室内作業なんです。
「えっ室内に冷却水来てんの?」と思った方もいるのではないでしょうか(・ω・?
実はエアコンをつけて暖かい風は、今回の修理箇所となるヒーターコアと呼ばれる部品が出してるんです。
仕組みとしてはこんな感じです。
ヒーターコア内に暖められたエンジン冷却水が流れ、その温水の熱を使って暖められた空気をブロアモーターで室内へと送り込むという仕組みです。
ちなみに冷風のほうはというと、ヒーターコアみたいな形をした“エバポレーター”という冷たくなる部品を通過させることで冷気を作り出してるんですね。
エアコンの話はこれくらいにしときまして、この冷却水漏れ修理はE30/E36世代の車でたまーに起こります。
通常、エアコンをつけていると車の真ん中あたりから水が出てきます。
これは正常な動きなんですが、問題は水の色というか出てくる液体の色。
もし緑色の液体が出てきたら危険信号で、ヒーターコアからの冷却水漏れが疑われます。
冒頭に冷却水が・・・という仕組みについて説明したかと思います。
もうお気づきかと思いますが、緑色とは・・・冷却水そのものの色ということなのです。
そのため、室内に緑色の液体が・・・といった場合には冷却水漏れが疑われます。
漏れているのが冷却水なので、放置しておくと冷却水が減ってしまいオーバーヒートの危険性を高めることにもなり兼ねません。
つたえファクトリーでは何台ものE30を販売させて頂きましたが、皆さん大事に大事にお乗り頂いております。
私達もこの世代のBMWのかもしだす”オーラ”というか”雰囲気”というか、“味”が大好きです。
ドイツ本国らしさの残る、BMWに末長くお乗りいただくためにも、こういったマイナートラブルに対する油断は禁物と日々精進して参りたいとスタッフ一同思っています。
E30/E36世代の車のオーナー様で、日頃のメンテナンスに不安をお持ちの方は、古き良き時代のBMWを愛するつたえファクトリーに是非お越しください。
きっとあなたのBMWの主治医が見つかると思いますよ(>ω<b
それではまた、次回お会いしましょう!!
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