こんにちは!  メカニックの石井です!!

 

皆さん【アール・ヌーヴォー】って聞いたことありますか?

 

んっ? 何それ・・・ (。◔‸◔。)?

 

ではさっそくやって行きましょう(゚Д゚)ノ

 

時は19世紀の終わり頃・・・ 「直線ばかりじゃ味気なくない???」って思った芸術家達が生み出したのが“アール・ヌーヴォー” 直訳すると「新しい芸術」。ようは曲線や植物っぽいモチーフでおしゃれにしようぜ!!! っていう当時のデザイナー達のムーブメント

 

建物の装飾から家具、ガラス工芸、ジュエリーに至るまでまるでツタの様な曲線、美しい花、女性のシルエット・・・ とにかく“うねうね”しているのが特徴

 

機械化、大量生産が進んでた時代にあえて職人の手仕事と自然美を大事にした、ちょっと反骨精神もあるスタイルなんですφ(..)メモメモ

 

代表的なアーティストと言えばまずはアール・ヌーヴォーの顔“アルフォンス・ミュシャ”

ポスターやパッケージでよく見るあの「お花と女性と金髪くるくる」な絵の人です

かなり幅広く活躍していたデザイナーで時代背景を絵画などに取り入れています。

ポスター描いてるだけの人かと思いきや滅茶苦茶レイアウト職人で、トルク管理されているかのようなバランス感覚、絵なのになんか締付トルク感あるんですよね!・・・

伝わる?

 

そしてこちらは、「ガラス工芸の魔術師」エミール・ガレ”

ガレの作品は好きな方結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?

ガラスに植物モチーフ掘ってて、「いや それリューター使ったの?」ってくらい細かい!マジで芸術そのもの

 

他にも鉄とガラスでうねうね建築をやっちゃった“アントニ・ガウディ”

あの有名なサグラダ・ファミリアの人です!

未だに完成せず情熱も途切れることなく建築されている。

しかもCADも無い時代にノリと情熱で曲げている、もはや板金の神様(笑)

 

いやーっ どれを見てもほんっと美しいですよね(ღ*ˇᴗˇ*)。o♡ウットリ♡

 

アール・ヌーヴォーって聞くとなんか美術館の中の世界でしょ? って思うじゃないですか?

 

車だってそういうノリで作られた物も結構あるんじゃないかと思うんですよね。

 

例えば戦前のブガッティや戦前のアルファロメオのボディラインは直線では無く色気のあるカーブで勝負! って感じでアール・ヌーヴォー感じちゃいますよね(・∀・)

 

 

という事で芸術、美術の感性を全く持ち合わせていないTHE理系の石井が紹介した「職人の拘りとロマンが詰まったアール・ヌーヴォー」のお話は終わりにして本題に入って行きましょーΣ(・ω・ノ)ノ!

 

 

今回ご紹介するのはG21 M340iです!!!

 

メカニックの古屋君が何やら大変そうな作業をしていたのでちょっと写真を撮らせてもらいました!!

 

実はこの車「油圧低下」のメッセージが出てしまい点検させて頂いてたのですが、なかなか原因がわかりませんでした。

 

サービステスターで見てみると確かに油圧が少し低い状態(´・ω・`)

 

オイルやフィルターは問題無いし、センサーやコントロールバルブも異常が無い・・・

 

もうこれが原因としか考えられない・・・

 

そう オイルポンプ(´;ω;`)ウッ…

 

誰がやるんですかこんな大変な作業(´;ω;`)ウゥゥ

 

古屋君がやってくれるって!  ヾ(o ・∀・)ノ ヒャッホ-ゥ♪

 

という事で私は楽しく写真撮影( ̄― ̄)ニヤリ

 

タイヤとフェンダーライナー、カバー類が外されておりました。

 

そして今度は大物のフロントデフ、そう この車両は四駆なんですよ(((o(*゚▽゚*)o)))

 

私は内海君と一緒にブレーキフルードの交換をしながら隠し撮りです(笑)

 

順調にいってますか古屋君(゚Д゚)ノ

 

四駆のオイルパン外しは大変だよねー  わかるよ、その気持ち( ̄― ̄)ニヤリ

 

気付いたら後ろの方でZ4の作業をしていた工場長が参戦していましたΣ(・ω・ノ)ノ!

 

おっ 遂に外れたみたいですね! オイルパン!!

 

あとはオイルポンプを外すだけって感じだね!!!

 

ここで一つ注意点! オイルポンプのスプロケのボルトは逆ネジ(左ネジ)です!!

 

BMWのオイルポンプあるあるなので絶対に覚えといてね!!! φ(..)メモメモ

 

そして取り外されたオイルポンプを解体してみると・・・

 

割れてるーーーー!!!

 

っていうか何で樹脂を使った(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

 

なんか、この修理増えそうな予感がしますな(´;ω;`)

 

ちなみにこれR32GT-Rのオイルポンプ、金属製ですが結構ぶっ壊れます(/o\)

 

という事で完成!!!

 

テスター、メーターともに異常なし!になりました。

 

今回はある程度の油圧を保持していたので大事には至りませんでしたが、油圧の低下はエンジンの焼き付きなどに直結するトラブルなので、皆さんもメーター内に出ているメッセージにはくれぐれもご注意ください。

 

不安な場合は、当社での「点検入庫」をお願いします。

 

折角のBMWなのでフルスペックで是非お乗りください。

 

そして、入社4年目の古屋君がんばりましたね。お疲れ様!

 

これからは古屋君がオイルポンプ担当!?なのでちゃんと覚えといてね(笑)

 

“スプロケのボルトは逆ネジですよ”(笑)

 

 

 

おしまい(^_^)v

 

今回はここまでとなります。

 

それではまた次回の「不定期日記」をお楽しみに!!!

 

サービス部 石井 直人