皆さんこんにちは。

今回のブログはメンテナンスネタを兼ねての私の相棒「ピナピナ号」ネタ、デコライン張替えの続編となります。

前回のブログで一皮むけて「ツルピナ号」に変身した相棒の「ピナピナ号」は、写真で見ると「ピカピカ」ですがフロントバンパーやリップ廻りの飛び石が結構あることが判明・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

このままデコラインを貼ると傷の上にデコラインが乗って浮きが生じてしまうため、綺麗に貼れないどころかその浮きから剥がれてきてしまう可能性もあります。

小傷除去の為に磨きを掛けましたが、飛び石による凹凸は磨きでは除去し切れず・・・フロント廻りについてはデコライン貼りに備えて下地処理ということで板金塗装しました。

塗ってから磨けばよかったと後悔・・・ま、デコラインの全剥がし自体が想定外だっただけに致し方ないですね。

下地処理も終えたということでデコライン貼りの作業となるのですが、湾曲したボディーラインにデコラインを貼るのは至難の業となるためデコライン貼りは専門家にお任せします。

デコラインがズレちゃうと大変なことになる為、貼る位置が目線の高さに来るよう「ピナピナ号」をリフトに乗せ高さを調節し準備完了。

早速デコライン貼りに取り掛かります。

各部位ごとに位置決めのため台紙についた状態のままデコラインを仮止めしていきます。

ラインがズレないようにというのはもちろん、左右対称になるようにキッチリと全体の位置決めを行います。

位置が決まったところでデコラインをズレないように慎重に貼っていくのですが、この時空気が入らないようにすることにも注意が必要です。

デコライン貼りにおいて完全に空気を入れないように貼るのはほぼ不可能とのことですが、貼ったあとにデコラインシート自体が伸縮して馴染むことで混入した微細な空気は抜けるそうです。

この馴染みによる空気除去を計算に入れてデコラインなどは貼るそうなのですが、シートの粘着力が強くボディにくっ付き過ぎるとシートが伸縮できずに空気が抜けなくなるそうです。

そのため粘着力が強すぎる場合はあえて粘着力を落とすという処理を加えるとのことで、流石にこのあたりのサジ加減は専門家じゃないと判断できないので本職に任せるのが一番ですね!!

ちなみにコーティング施工されている車両の場合、デコラインの着きが悪くなる為デコラインを貼る面の脱脂をする必要があります。

この辺りの判断も実際に施工車両を見てみないと判断できないそうですが、デコラインの貼り直しを検討されている方は施工前のコーティングは控えるようにしてくださいね。

私の「ピナピナ号」は全体に磨きをかけたあとなので、確認してもらい脱脂処理は必要ないとの事でした。

こんな感じで「ツルピナ号」のデコライン貼りは半日ほどで終了!!

あとはコーティングを残すのみとなりますが、貼り直したデコラインが安定するまでは洗車も控えてくださいとのことで1週間ほど洗車は控えてデコラインを馴染ませてからガラスコートを施工し「ピナピナ号」は完全復活しました!!

 

今回「ピナピナ号」ことALPINA B3Sビターボのデコライン貼り直しを初めて経験しました。

私のように全部貼り直すということはそうそう滅多に無いにしても、デコラインの張り直しは「剥がし」「貼り」「コーティング再施工」の3点セットが基本という感じになりますので、飛び石補修などの板金塗装のタイミングに検討するのが一番いいのかなと思います。

 

つたえファクトリーではALPINAデコラインの張り直しも受け付けておりますので、デコラインの劣化が気になる方は一度ご相談下さい。

 

 

それではまた、次回のブログでお会いしましょう!!